【基礎から学ぶ】追善供養のやり方とは?法要の時期・宗派の違い・日々の供養まで

【基礎から学ぶ】追善供養の意味とやり方!仏教の考え方と現代の供養の形
悩む人
先日父を亡くして、追善供養をしたほうがいいと聞いたんです。
でも、具体的に何をいつすればいいのか分からなくて…。

そう感じている方は、思っている以上に多いかと思います。

身近な人を亡くして初めて、追善供養という言葉に向き合う方がほとんどですよね。

追善供養は、難しい儀式のことだけを指すわけではありません。

法要から、毎日の手合わせ、身近な善い行いまで、故人を想って行うことが広く含まれます。

この記事でわかること
  • 追善供養の意味と、法要・回忌との関係
  • 今日からできることも含めた4つのやり方
  • 四十九日から三十三回忌まで、法要の時期の一覧
  • 浄土真宗など宗派による考え方の違い
  • お布施や服装など、法要の前に知りたい準備
ハジメ
この記事を書いている僕は、四国八十八ヶ所をすべて巡拝して納経帳を完成させ、今は故人を想う方の代わりにお遍路を巡るお遍路ギフト便を運営しています。
初めての方にもわかるように、何をいつするのかを順番に整理しますね!
ハジメ
この記事を書いた人
ハジメ お遍路ギフト便 代表

四国八十八ヶ所をすべて巡り、本物の納経帳を完成させた歩き手です。「行きたいのに行けない」方の願いを背負い、お遍路ギフト便の企画から現地での参拝まで一人で担っています。

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追善供養とは?意味を知れば、何をすべきかが自然と見えてくる!

追善供養とは?意味を知れば、何をすべきかが自然と見えてくる!

まずは、追善供養という言葉の意味から整理しておきましょう。

善を追い、故人に振り向けるという考え方

追善供養の「追善」は、亡くなった方のために、あとから善い行いを積むことを表します。

生きている人が積んだ善い行いの功徳を、故人に振り向ける。

この考え方を、仏教では回向(えこう)といいます。

お経をあげること、お墓参りをすること、誰かに親切にすること。
形は違っても、故人を想って善い行いをするという点で、どれも追善供養につながっていると考えられてきました。

法要・回忌・日々の供養の関係

追善供養と法要、回忌は混同されやすい言葉です。

言葉 意味
追善供養 故人のために善い行いを積むこと全体
法要(法事) 僧侶に読経をお願いする儀式。追善供養の代表的な形
忌日法要 亡くなってから四十九日までの7日ごとの法要
年忌法要(回忌) 一周忌・三回忌など、年単位の節目の法要

追善供養という大きな器の中に、法要や回忌が含まれているとイメージすると、わかりやすいかと思います。

もう一つ、追善供養は故人のためだけのものではありません。

手を合わせたり、法要で親族と故人の話をしたりする時間は、残された人が少しずつ気持ちを整理していく時間にもなります。

悲しみがすぐに消えることはなくても、「できることをしてあげられた」と思えることが、前を向く支えになる方も多いのではないでしょうか。

追善供養のやり方は大きく4つ!法要から今日からできることまで

追善供養のやり方は、大きく4つに分けられます。

どれか一つが正解というわけではなく、ご家庭の事情に合わせて組み合わせていくのが自然な形でしょう。

僧侶に読経をお願いする法要

もっとも一般的なのが、菩提寺(お付き合いのあるお寺)の僧侶に読経をお願いする法要です。

自宅やお寺、斎場などで行い、家族や親族が集まって故人を偲びます。
法要当日は、読経のあとに参列者が順番にお焼香をし、僧侶のお話(法話)を聞くのが一般的な流れ。

そのあと、お墓参りや会食をすることも多いでしょう。

菩提寺がない場合は、葬儀をお願いした葬儀社に相談したり、近くのお寺に問い合わせたりする方法があります。
まずは「法要をお願いしたい」と電話で伝えてみるといいですね。

お墓参りと仏壇での日々の手合わせ

お墓参りや仏壇での手合わせも、大切な追善供養です。

朝に手を合わせる、命日に好物を供える、お花を替える。

毎日できなくても大丈夫です。月命日だけでも、続けることに意味があると思います。

お彼岸の供養については、お彼岸にできる特別な供養の方法でも紹介しています。

善い行いを故人に振り向ける

意外と知られていないのが、日常の善い行いも追善供養になるという考え方です。

  • 電車で席をゆずる
  • お寺の掃除や地域の清掃に参加する
  • 募金や寄付をする
  • 困っている人に手を貸す

「お父さんの分まで」と心の中で思いながら行えば、それも故人を想う大切な時間になるはずです。

遠方の霊場での代参という形もある

故人が生前に行きたがっていた霊場へ、代わりに巡ってもらう代参という形を選ぶ方もいます。

四国八十八ヶ所の代参を追善供養として考える場合は、追善供養にお遍路代行をの記事で詳しくまとめています。

追善供養の時期を一覧で確認!四十九日から三十三回忌までの流れ

追善供養の時期を一覧で確認!四十九日から三十三回忌までの流れ

追善供養でいちばん迷いやすいのが、何をいつするのかです。

ここでは、忌日法要と年忌法要を表にまとめました。

初七日から四十九日までの忌日法要

亡くなってから四十九日までを中陰(ちゅういん)といい、7日ごとに法要の節目があります。

法要 時期(亡くなった日を1日目として) 現在の一般的な行い方
初七日 7日目 葬儀と同じ日に行うことが多い
二七日〜六七日 14日目〜42日目 家族だけで手を合わせる、または省略することも
四十九日(七七日) 49日目 親族を招いて法要。納骨を合わせて行うことも多い
百か日 100日目 家族で行う、または省略することも

地域によっては、亡くなった前日から数えるところもあるようです。

日にちの数え方は、菩提寺や葬儀社に確かめると安心でしょう。

法要の日は、命日より後ろにずらさず、前の土日などに行うのが一般的とされています。
親族が集まりやすい日を選びつつ、遅らせないように調整してみてください。

四十九日を過ぎたあとの過ごし方は、四十九日後の喪中に遺族ができることで、亡くなって初めて迎えるお盆については初盆・新盆の準備で紹介しています。

一周忌・三回忌など年忌法要と弔い上げ

年忌法要 時期
一周忌 満1年
三回忌 満2年
七回忌 満6年
十三回忌 満12年
十七回忌 満16年
二十三回忌・二十七回忌 満22年・満26年
三十三回忌 満32年

三回忌からは、亡くなった年を1回目として数えるので、「満年数+1」の数字になります。

三十三回忌や五十回忌をもって、年忌法要を終える弔い上げ(とむらいあげ)とする家が多いようです。

年忌法要のほかに、毎月の亡くなった日の月命日や、毎年の亡くなった月日の祥月命日(しょうつきめいにち)に、仏壇に好物を供えたりお墓参りをしたりする家もあるでしょう。

大きな法要の合間に、こうした小さな節目を大切にするのも追善供養の一つの形ですね。

節目に参列できないときの考え方

悩む人
遠方に住んでいて、一周忌に出られそうにないんです。
それって、追善供養をしなかったことになるのかな…。
ハジメ
そんなことはないと思います。
法要の時間に合わせて自宅で手を合わせる、後日お墓参りに行く、お供えを送るなど、できる形で故人を想うことも大切な追善供養です!

宗派で追善供養は違う?浄土真宗の考え方と、まず確認したいこと

追善供養の考え方は、宗派によって違いがあります。

特に知っておきたいのが、浄土真宗の考え方です。

浄土真宗では追善供養をしないとされる理由

浄土真宗では、亡くなった方は阿弥陀仏の力によってすぐに浄土に生まれると考えます。

そのため、残された人が善を積んで故人を助ける、という追善供養の考え方はとらないと一般に説明されます。

法要は行いますが、故人を偲び、残された人が仏さまの教えに触れる場として大切にされているようですね。

一方で、浄土宗や真言宗、曹洞宗などでは、法要を追善供養として行うのが一般的です。

同じ「法要」でも、宗派によって込められた意味が少し違うと知っておくと、お寺との会話もしやすくなるでしょう。

まず菩提寺や家の宗派を確認する

法要の呼び方や数え方、お供えのしかたは、宗派や地域、お寺によって少しずつ違います。
迷ったら、家の宗派と菩提寺を確かめて、お寺に直接たずねるのがいちばん確実です。

宗派がわからないときは、親族に聞いたり、仏壇のご本尊や位牌、お墓に刻まれた文字を見たりすると、手がかりが見つかることも。

法要の前に知りたい準備とマナー!お布施や服装で迷わないために

法要を行うと決めたら、早めに準備を始めると慌てずに済みます。

法要の準備のおおまかな流れ
  • 菩提寺に連絡し、日時と場所を決める(1〜2ヶ月前が目安)
  • 参列してほしい親族に案内する
  • 会食や引き出物(お返し)を手配する
  • お布施などを用意する

お布施の考え方

お布施は、読経へのお礼として僧侶にお渡しするものです。

金額はお寺や地域によって大きく違うので、迷ったら「皆さんはどのくらいお包みしていますか」と直接たずねて大丈夫です。

お寺から来ていただく場合のお車代や、会食に出られない場合の御膳料を、別に包むこともあるでしょう。

服装のマナー

四十九日や一周忌までは、喪服で参列するのが一般的です。

三回忌以降は、黒や紺など地味な色の平服でよい、とされることも増えています。

案内のときに「平服で」と伝えるかどうかも、家族で決めておくといいでしょう。

ハジメ
準備のことで頭がいっぱいになりがちですが、いちばん大切なのは故人を想う時間だと思います。
完璧な段取りを目指しすぎず、わからないことはお寺に聞いてしまいましょう!

追善供養のやり方についてよくある質問!時期や宗派の疑問を解消

追善供養は、まず何から始めればいいですか?
三回忌は亡くなってから3年後ですか?
浄土真宗でも法要はしますか?
法要を行わないと、故人に失礼になりますか?

故人を想い続けることが追善供養のやり方の本質!できる形で続けるために

故人を想い続けることが追善供養のやり方の本質!できる形で続けるために

追善供養は、故人を想って善い行いを積み、その想いを届けることです。

  • やり方は、法要・お墓参りと仏壇・善い行い・代参の大きく4つ
  • 四十九日までは7日ごと、その後は一周忌・三回忌(満2年)と続く
  • 法要は命日より前の日に行うのが一般的
  • 浄土真宗など宗派で考え方が違うので、菩提寺に確かめる

完璧な形でなくても、故人を忘れずに想い続けることが、何より大切なのだと思います。

その中で、「故人が行きたがっていた場所に、想いを届けたい」と感じる方もいるかもしれません。

悩む人
父は生前、いつか四国のお遍路に行きたいと言っていたんです。
叶えてあげられなかったのが、ずっと心残りで…。
ハジメ
その心残り、とてもよくわかります。
僕が運営しているお遍路ギフト便では、故人への想いを預かって、代わりに四国八十八ヶ所を歩いて巡拝しています。
お写真などをお預かりして、一緒に巡ることもできますよ!

巡拝の様子はリアルタイムの動画配信やGPSで見ていただけて、最後には本物の納経帳と参拝レポートをお届けします。

巡拝にかかる期間はプランによって違うので、一周忌などの節目を意識している場合は、早めにご相談ください。

宗教的に大丈夫かどうかなど、どんなことでも構いません。相談だけでも大丈夫ですよ。

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▼YouTube動画でも解説しています▼

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